大分県にある湯の花の生産地に行ってきました。

国指定重要無形民俗文化財にも指定されている

「別府明礬温泉の湯の花製造技術」

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どんなところで製造されているのだろうかと興味津々で参加させていただきました。

 

温泉が湧いているところで、壁にこびりついているのを削り取ったり、お湯に浮かんでいるのをすくったりしているのかな~なんて想像していたのですが・・・到着してみると

 

予想外の「わらぶき小屋!」

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えっ⁉お湯がないのにどうして❓

「温泉」との関係は❓

と不思議に思っていると、ちゃんと説明してくれました(;^_^A

 

実は温泉の地下熱と共に温泉から生まれるガスをこの小屋の下に通し、小屋に敷き詰めた青粘土と化学反応を起こさせることにより、湯の花が咲いていくのだそうです。

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中に入っているとじんわり汗をかくくらい小屋の中には熱気がこもっています。

 

「湯の花」ってよく聞きますが、なんで温泉の成分が「花」なんだろうか?という長年の疑問もぶっ飛びました。

 

ちょっとわかりづらいと思いますが、ポツポツと残っているのが「湯の花」

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これはもう刈り取ってしまった後なので、もうポツポツとしか残っていませんが、これが床一面に咲き誇るわけです。しかも、ただ放置しているわけではなく熟練の職人さんの手により細やかな手が加えられ大切に大切に育てられます。湯の花は当然植物ではなく無機物。それでも花として扱い、植物を育てるように気温や湿度なども大切に管理しながら育てていくので、「栽培」という言葉を使い、育てている方を「生産者」と呼んでいるんです。

 

そして、この刈り取った天然の湯の花を製品化できるのはたった5人しか知らない一子相伝の秘伝の技巧。その製造過程も「熟成」という言葉を使っています。これも、無機物の製品化に「熟成」という言葉は厳密に言うとおかしいのですが、それでもこの言葉を使うのは、工業製品を作っているのではなく、本物の温泉をご家庭でも楽しんでいただけるようにという心意気の部分。

 

だから何?と思うかもしれませんが、実際に育てている方の姿を見ると、本当に真摯に湯の花づくりに取り組んでおられるんだという事がよくわかります。

 

化学合成で作られている温泉気分を楽しめると謳うインスタント入浴剤とは違うんだぞ!

という意気込みが「栽培」「生産」「熟成」というフレーズの使い方から伝わってきますね。

 

今秋の工場見学で勉強不足も知識不足もまた痛感させられましたし

もっともっと、知らなくちゃいけないことがたくさんあるとわかりましたし

やはり、取り扱っている商品の工場を見学することはすごく大事だなと改めて思いました。

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10回分 5000円(+税)

1回分 500円(+税)