ようやく夏の暑さから解放されホッとするものの

夏の疲れは一向に解消されず

秋に入っても体はだるいまま…

といった方も多いのではないでしょうか。

 

そこで今回は夏の疲れを引きずらないように

食べておきたい「うなぎ」についてお話します。

 

ウナギは万葉集にも詠まれるほど

古くから食べられていた食材で、この万葉集には

大伴家持が夏バテでやせこけた友人に向けた

歌が載せられています

 

石麻呂に 吾れもの申す

夏痩せに よしといふものぞ

鰻とり食せ

 

現代においても、夏バテ予防のスタミナ源として

土用の丑の日になると

スーパーには特売コーナが設けられ

ウナギの蒲焼きが並んで食される習慣があります。

 

うなぎは1年中食べることができますし

土用の丑の日に食べるイメージが強すぎますが

 

実は産卵に向けて脂ののった状態にある秋が

旬とされています。

 

では、このうなぎがどのような成分を含んで

それらがなぜ夏の疲れに良いのか

見ていく事にしましょう。

 

レチノール(ビタミンA)

ウナギに含まれるレチノールは

蒲焼きや白焼きを4分の1匹食べれば

1日の摂取推奨量を満たすくらい豊富に含まれています。

 

動物性のレチノールは、植物性のカロテノイドに比べ

体内に吸収されやすいのが特徴で

レチノールは体内のたんぱく質の合成に必要な成分であることから

血管や皮膚、目などの健康保持に役立ちます。

 

また、強い抗酸化作用も持っていますので

身体の老化の原因となる活性酸素を取り除く働きも期待できます。

 

ビタミンB群

ビタミンB群は三大栄養素である糖質や脂質、タンパク質の

代謝を促し、エネルギーに変える働きがあります。

そのため、体内で不足すると生み出されるエネルギーが少なくなり、

疲れがたまりやすくなってしまいます。

 

このビタミンB群は水溶性のビタミンで汗や尿で失われやすく

さらに、糖質の代謝にも使われるため

のど越しの良いめん類や清涼飲料水ばかりの食生活で

糖質を摂りすぎると、不足しがちになってしまいます。

 

夏に溜まった疲労解消に

ビタミンB群は欠かせない栄養素です。

 

タンパク質

タンパク質は筋肉や臓器、皮膚などの材料になり

良質なたんぱく質ほど、身体づくりを効率よく行うことができます。

 

タンパク質が良質であるかどうかを見分けるためには

必須アミノ酸の量をもとにして計算する「アミノ酸スコア」があります。

 

このスコアが100に近いほど良質されるのですが

ウナギは97と非常に高く、良質なたんぱく質を含んでいますので

是非取っておきたいものです。

 

コラーゲン

皮膚や骨などの材料になるたんぱく質がコラーゲン。

これが不足すると、皮膚のシワやたるみ、動脈硬化、骨粗鬆症などの

原因となってしまいます。

 

魚の特に皮の部分に多く含まれており

ウナギの場合は蒲焼きなどで皮ごと食べやすいため

コラーゲンを逃さず食べることができます。

 

ムコ多糖体

ウナギの皮の表面はヌルヌルしていますが

その正体がムコ多糖体です。

 

この成分は夏場に弱ってしまいがちな胃腸の粘膜を保護し

食べ物の消化吸収を助ける働きをしてくれます。

 

食欲の秋、行楽の秋を気持ちよく元気に過ごすために

ウナギを食べて夏の疲れをスッキリ解消しておきましょう

(*^-^*)