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アルツハイマー型認知症と嗅覚の関係

加齢のよって発症の危険性が高まる認知症。

日本社会の高齢化が進むにつれて認知症を発症している人の数も増加しています。

 

厚生労働省の調べによると

65歳以上の高齢者では現在約7人に1人が

認知症だと考えられているとのことで

今後この割合はさらに高くなると予測されています。

 

認知症の種類

認知症には様々な種類が存在しますが

中でも一番患者数が多いのが

「アルツハイマー型認知症」です。

 

これは認知症の約7割を占め

脳の萎縮や脳神経の変異がみられます。

脳の萎縮は海馬という部分の周辺から始まり

徐々に脳全体へと進行します。

 

その他にも、脳に血流障害が起き

脳の一部に血液が行かず、

細胞が死滅することで発症する「血管性認知症」や

異常なたんぱく質が脳に出現し

さらに視覚を司る部分が障害されるため

幻覚の症状が特徴として現れる

「レビー小体認知症」などがあります。

 

アルツハイマー病と香り

認知症の原因となるアルツハイマー病の予防や改善に対して

最近のメディアではアロマセラピーの有用性が取り上げられました。

そして実際に認知症の予防や改善に良いとされる

アロマも存在するようです。

 

そこで今回はこのアロマと認知症の関係を調べた実験を一つ紹介します。

 

実験はアルツハイマー病の患者を含む28名の

高齢者に対して行われました。

実験方法は、28日間にわたり午前9時~午前11時と

午後7時半~午後9時半の1日4時間、

それぞれ特定のエッセンシャルオイルの香りを嗅いでもらうというものです。

(午前:ローズマリー&レモン 午後:ラベンダー&オレンジ)

 

そして、実験を行う前と後で認知症のテストを行ったところ

実験後のほうが知的機能を評価する項目で

改善点がみられるという結果が得られ

特にアルツハイマー病の人は

改善度合いが高かったそうです。

 

この他にも、香りを用いてアルツハイマー病の検査をする研究など

認知症と嗅覚に関する研究はいくつか存在します。

 

脳で香りを感知する部分は

アルツハイマー病の初期段階から影響を受ける事が知られており

記憶に重要な役割を果たす部位である海馬と

非常に近い場所に存在しています。

そのため、嗅覚に刺激を与えることにより

海馬にも何らかの影響を与えるのではないかとの考えがあるようです。

 

また、脳の血流量を増やすことは認知症の予防につながりますが

自分にとって好ましい香りを嗅いだ時は

気分をリラックスさせるだけでなく

脳の血流量も増えるということが別の実験でもわかっています。

アルツハイマー型認知症の対策は

現代の医療では

アルツハイマー型認知症の改善は困難だとされ

発病や進行を遅らせる治療薬が主流になっています。

 

また、日常生活で認知症のリスクを減らす方法としては

趣味を持ったり、食事に気を付けたり

運動をしたりすることが挙げられます。

特に運動は脳の血流を増加させ脳を活性化するため

認知機能の低下が抑えられると考えられており

運動している人はしていない人に比べて

脳の萎縮もすすみにくいと言われています。

 

アルツハイマー型認知症と漢方薬

漢方薬での認知症対策としては

抗認知生薬の特許を取得している

「パナパール」があります。

 

パナパールでは、

アルツハイマー型認知症のモルモットを用いた

実験を行っています。

その結果、実際の認知症治療薬(塩酸ドネぺジル)の効果と比較しても

勝るとも劣らない効果が示されました。

 

パナパール錠は血行を良くする生薬や

衰えた新陳代謝を活発にする生薬を配合した漢方薬で

認知症をはじめとした加齢による症状の

予防や改善にお使いいただける漢方薬です。

 

是非、香りや運動などの養生とともに

パナパールもご服用ください(*^-^*)

095-845-7356