「肝」とストレスは大きく関係しています。
ストレスが積み重なると「肝」の働きに異常が生じて様々な影響が出てしまいます。
☆精神的な緊張が肝の働きを妨害
気の流れを調節しているのが、中医学でいう「肝」です。
気は、この肝の働きで身体の隅々まで動いています。
ところが、何かに集中したり、精神的に緊張したりすると、
肝の伸びやかさが失われ気が滞ります。これが「肝鬱気滞」です。
気滞の人で痛みや張りが起きやすい、陰部から脇腹、喉元、頭頂部にかけての場所は
肝の働きと関わりのある気の通り道です。
そして、この肝は気だけでなく「血」の配分も調整しています。
必要な場所に必要なだけの血液を送り出し、余った分は肝に蓄えます。
気滞のタイプの女性に月経異常が多いのは月経が血と関係が深く
肝の異常の影響を受けやすいからです。