「乳化剤」って聞くと、どんなイメージが浮かびますか?「なんか添加物っぽいな…」って漠然と思う方もいるかもしれませんね。でも、実は私たちの身の回りにあるいろんな食品で大活躍しているんです。
乳化剤って、そもそも何者?
簡単に言うと、水と油みたいに、本来は混ざり合わないものを「仲良し」にさせる働きがあるのが乳化剤です。マヨネーズって、油と卵とお酢でできてるけど、キレイに混ざり合って分離しないですよね?あれは、卵黄の中に入ってる「レシチン」っていう成分が乳化剤として働いてくれてるおかげなんです。
食品のいろんな場面で大活躍!
乳化剤の働きは、マヨネーズだけじゃなく
- ケーキがふわふわになるのは、乳化剤が泡を安定させてくれるから。
- お菓子が型からきれいに剥がれるのも、乳化剤のおかげ。
- パンや麺が時間が経っても硬くなりにくいのも、乳化剤がデンプンの老化を防いでくれるからなんです。
「乳化剤=界面活性剤」って聞くとギョッとする!?
ここでちょっとドキッとする話かもしれません。実は、乳化剤と「界面活性剤」って、ほぼ同じ意味なんです。洗剤の主成分が界面活性剤って聞くと、「え、洗剤を食べてるの!?」って思ってしまうかもしれませんが。。。💦
でも、食品に使われる乳化剤は、ちゃんと食品として安全性が認められているものなので、ご安心ください。ただ、この辺りの表示の仕方で、ちょっと「うーん…」って思う部分があるのも事実です。
え、乳化剤って腸に悪影響なの!?気になる最近の研究結果…
「乳化剤は毒性もアレルギーもない、安全な添加物!」って言われてきたんです。でも、最近になってちょっと気になる研究報告が出てきたんです。
2014年のアメリカのジョージア州立大学の報告によると、**多くの加工食品に使われている乳化剤が、マウス実験で「腸内細菌のバランスを崩して、腸の炎症を引き起こす可能性がある」**ってことがわかってきたんです。
腸の粘膜を守るバリアが壊されちゃう、みたいなイメージですね。
この実験で使われたのは、「カルボキシメチルセルロース(CMC)」と「ポリソルベート80」という乳化剤です。CMCはアイスクリームのトロトロ感を出すのによく使われる増粘安定剤なんですが、乳化剤の働きもあるんです。ポリソルベート80は、スーパーの加工食品の原材料表示に「乳化剤」とだけ書いてあったら、含まれている可能性がある乳化剤の一つです。
他にも、2015年には「乳化剤が腸内フローラ(腸内細菌の集まり)を変えて、炎症、肥満、代謝障害のリスクを高めるかも」という報告が。さらに、2017年にはヒトを対象とした研究でも「乳化剤が腸内細菌に直接影響を与え、腸の炎症を引き起こす可能性がある」と。
そして、2019年にはもっと驚くような報告も!「乳化剤が腸内細菌に悪影響を与えて、不安症状を増大させる」というんです。腸と脳って密接に関係しているんですが、腸内環境が悪くなると、脳に影響が出て不安を感じやすくなったり、人とのコミュニケーションに影響が出たりする可能性も示されたんです。
乳化剤が、腸にダメージを与える可能性があるなんて、ちょっと衝撃的ですよね。
乳化剤は避けられるの?
「じゃあ、乳化剤を避けよう!」と思っても、これが本当に難しいんです。菓子パン、サンドイッチ、プリン、スナック菓子、缶コーヒー、チョコレート、アイスクリーム…もう、ありとあらゆる加工食品に使われています。正直、避けるのは至難の業です。
もちろん、どの乳化剤が絶対的に悪いとか、絶対に避けるべき、という話ではありません。あくまで私個人の基準ですが、その分どう考えていくか、以前の感覚から思考を少しずつ変えていってほしいんです。
特に
・ダイエットに取り組んでおられる方
・便秘でお悩みの方
・アレルギーでお悩みの方
・心の悩みをお持ちの方
などはここを気を付けるだけでも、変化が出てきますし、逆にここを無造作にしてしまっているとなかなかやせることができなかったり、病状も悪化してしまったりしてしまいます。
そこで考えてほしいのは
・乳化剤をできるだけ避ける
・ササヘルスのような葉緑素の力で解毒する
・乳酸菌発酵エキスなどで腸内環境を整える
など、できることからやってみましょう
あなたの「選ぶ」が、未来の体を作る
私たちの身の回りには、本当にたくさんの加工食品があります。忙しい毎日の中で、全てを完璧に避けるのは難しいですよね。でも、今日お伝えしたように、知ることで、少しだけ「選ぶ目」が変わるかもしれません。
毎日の小さな選択が、あなたの健やかな未来につながるはずです。何か気になること、聞いてみたいことがあったら、いつでも気軽に声をかけてくださいね。
お待ちしております♪
ドラッグエンゼル 城尾寛樹