当帰芍薬散(トウキシャクヤクサン)

婦人科に通院されている方が

当店に来店されるとき、婦人科から処方されている漢方薬の

TOP3に入るほど多用されている漢方薬です。

 

漢方薬の中ではかなりメジャーな方剤ですね(*^-^*)

 

構成生薬

沢瀉・蒼朮・茯苓・白芍・当帰・川芎の6つの生薬から構成されています。

 

この中の

白芍・当帰・川芎の3つは

「補血」に働く生薬で

 

沢瀉・蒼朮・茯苓の3つは

「利水」に働く生薬です。

 

つまり構成的にみると当帰芍薬散は

「補血」+「利水」の漢方薬と言えるわけですね。

 

効能効果

体力虚弱で、冷え性で貧血の傾向があり疲労しやすく、ときに下腹部痛、頭重、めまい、肩こり、耳鳴り、動悸などを訴えるものの次の諸症:月経不順、月経異常、月経痛、更年期障害、産前産後あるいは流産による障害(貧血、疲労倦怠感、めまい、むくみ)、めまい、立ちくらみ、頭重、肩こり、足腰の冷え症、しもやけ、むくみ、しみ、耳鳴り

 

メーカーにより多少違うとは思いますが

ほぼ、同じ内容の効能効果が書かれていると思います。

 

ほとんどの方が読む気にもなれないような書き方ですが

漢方薬を新薬のルールに当てはめようとすると

どうしてもこうなってしまうんですね(;´・ω・)

 

さて、当帰芍薬散は構成生薬からもわかる通り

「補血」+「利水」のお薬です。

 

血を補い、水を出すのですから

 

血が乏しくてむくみがあり、

それが原因で起こっている症状に対処する漢方薬というわけです。

 

つまり、効能効果としては

血が乏しくてむくみがある方は

月経不順、月経異常、月経痛、更年期障害、産前産後あるいは流産による障害(貧血・疲労倦怠・めまい・むくみ)、めまい、立ちくらみ、頭重、肩こり、腰痛、足腰の冷え症、しもやけ、むくみ、しみ、耳鳴り

 

などの症状が起こりやすいので例として挙げているのです。

 

これらの症状の原因である

「血虚」と「水湿」を改善してくれる

当帰芍薬散を服用すると症状もス~っと消えるわけですね

 

でも、同じ症状でも

原因が違えば当帰芍薬散では全く効かないわけです。

 

ですので、この原因を探るのに

カウンセリングでお時間を頂いているわけです。

 

是非、ご来店の際は

お時間に余裕をもってお越しいただけたら幸いです

toukisyakuyakusann

095-845-7356