「肺」の働きとは何ですか?
と聞くとまず頭に浮かぶのは「呼吸」
ですよね?
漢方の世界では「肺」はそれ以外にも
もっと重要な働きをします。
「肺は水道を通調す」
という言葉があり
全身の不要な水分を皮膚表面に押し出して
汗として出したり
尿として膀胱へ降ろしたりします。
つまり
「肺」が弱ってしまって
水液の代謝を調節できないと
汗が出ない・尿の出が悪い→むくむ
という症状が現れてしまいます。
え?むくみって腎臓じゃないの?
と思うかもしれませんが
もうひとつ奥のほうで
「肺」がかかわっていることも多いのです。
「肺」が集めた余分な水を
「腎」「膀胱」がしっかりと流しだしてくれるかどうかということなんですね!(^^)!
また、皮膚の表面は肺から栄養をもらっているため
「肺」の働きが弱ると
皮膚・産毛・汗腺の働きも弱くなります。
こうなると、風邪をひきやすくなったり
皮膚に潤いがなくなり、乾燥して痒くなったりの
症状が出てきます
肺の一番の働きは
「呼吸」ですから「鼻」とも密接なかかわりがあります。
鼻づまりや慢性の鼻炎、嗅覚異常などは
肺の弱りを知らせるアラームでもあります。
直接的な「気管支喘息」や「空咳」「息苦しい」
など
あ~なんだか肺が悪いんだろうな~
という症状だと「肺」ってわかりやすいんですが
意外とこういう症状を慢性的にお持ちの方って
汗が出にくかったり、尿の出が悪かったり
むくんだり
鼻の症状で悩んでいたりすることが多いです
そんな時は
もしかしたら「肺」の弱りがすべての原因に
あるのかもしれないな
と思っていただけるといいかもしれませんね
もし、そういう方がおられたら
うちでしたら
「八仙宝寿丸」をベースにしっかりと
肺の機能を整えながら「腎」機能も
整えていくのがベスト
でも、これだけでは
症状が取れるのに時間がかかるので
症状に合わせた漢方薬を
頓服してくと
少しづつ症状が出なくなるようになりますよ
!(^^)!