熱性の咳に!「養陰清肺」

喉の痛みがあったり

痰や鼻水の色が黄色くてネバネバしている方の咳には

「養陰清肺」を使用します。

このお薬の特徴は

「炎症や熱症がある人にしか使わない」ことです。

 

それは使っている生薬の中身を見てみると

一目瞭然です。

 

生地黄・・・清熱涼血、慈陰生津

麦門冬・・・養陰潤肺、養胃生津

玄参・・・・清熱涼血、慈陰、利咽

川貝母・・・潤肺止咳

牡丹皮・・・清熱涼血

赤芍・・・・清熱涼血

薄荷・・・・清利咽頭

生甘草・・・清熱解毒

 

「清熱」という言葉がたくさん出てきますね。

清熱という言葉は普段は使うこ言葉ではありませんが

漢字のニュアンスでなんとなくイメージしてもらえると思います。

 

熱を冷ます生薬が中心となる漢方処方になるので

炎症や熱症がある方に使用する漢方薬ということになります。

 

例えば。。。

炎症や熱症を持っている方が

体を温めて発汗を促す葛根湯を飲んだ場合どうなるでしょうか?

 

ますます、熱がひどくなり、のぼせてしまうのは

お分かりいただけますか?

 

つまり、漢方薬は

症状や体質に合わせることができるかどうかというのが

キーポイントになるわけですね。

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150ml 15回分 2000円(税抜き)

095-845-7356