なんだか調子が悪い、でも病院に行くまでもない

長崎市内でダイエット相談を中心に慢性病や痛みの漢方相談を通して、皆様の健康をサポートさせていただいておりますドラッグエンゼルの城尾寛樹です。

長崎はすっかり春めいてきましたが、朝晩はまだ冷え込む日もありますね。この時期、体調を崩しやすいと感じることはありませんか?もしかしたら、それは寒暖差による自律神経の乱れが原因かもしれません。

寒暖差が自律神経を狂わせる?

私たちの体には、活動モードの交感神経とリラックスモードの副交感神経という2つの自律神経が、シーソーのようにバランスを取りながら働いています。この2つの神経がスムーズに切り替わることで、私たちは日々の生活を送ることができています。

しかし、急激な気温の変化(寒暖差)は、この繊細なバランスを崩してしまうことがあります。

  • 血管の急な収縮と拡張: 寒い場所から暖かい場所へ移動すると、血管が急激に広がります。逆に、暖かい場所から寒い場所へ移動すると、血管は収縮します。この急激な変化は、自律神経にとって大きな負担となります。
  • 体温調節の頑張りすぎ: 体は常に一定の体温を保とうとしますが、寒暖差が大きいと、その調節機能がフル稼働し、疲弊してしまいます。

このようにして自律神経のバランスが崩れると、様々な不調が現れてきます。

自律神経が乱れると現れるサイン

  • なんとなく体がだるい、疲れやすい
  • 頭痛やめまいがする
  • 肩や首が凝る
  • ドキドキしたり、息苦しく感じたりする
  • お腹の調子が悪い(便秘や下痢)
  • 気分が落ち込んだり、イライラしたりする
  • 夜なかなか眠れない

これらの症状に心当たりのある方は、寒暖差による自律神経の乱れを疑ってみる必要があるかもしれません。

漢方薬で優しくサポート

「なんだか調子が悪いけど、病院に行くほどではない…」そんな時、漢方薬はあなたの強い味方になってくれますよ!

漢方では、体全体のバランスを整えることで、自律神経の乱れによる様々な症状にアプローチしていきます。いくつか代表的な漢方薬をご紹介しますね。

  • イライラや不安に:加味逍遙散(かみしょうようさん) 女性ホルモンの乱れが関わる自律神経症状にもよく用いられます。精神的な不安定さや肩こりなどにも効果が期待できます。
  • 喉のつかえ感や動悸に:半夏厚朴湯(はんげこうぼくとう) ストレスを感じやすく、神経質な方の自律神経の乱れに用いられます。
  • 冷えやのぼせに:桂枝茯苓丸(けいしぶくりょうがん) 血行を促進し、体の熱の巡りを整えることで、冷えやのぼせ、肩こりなどの改善を助けます。
  • 全身の倦怠感に:補中益気湯(ほちゅうえっきとう) 体力を補い、元気を取り戻すことで、自律神経の働きをサポートします。

これらはほんの一例で、一つ一つ全部書き出してたら、とんでもないことになってしまうくらい種類が豊富なのが漢方薬の特徴でもあります。その中から漢方薬は体質や症状に合わせて選ぶことがとても大切です!ご自身で選べないときはいつでもドラッグエンゼルまでご相談くださいね

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生活習慣を見直して自律神経を整える

日々の生活習慣を見直しながら漢方薬を服用すると効果もより実感できます

今日からできる生活習慣のヒント

  • 食事はバランス良く、温かいものを: タンパク質、ビタミン、ミネラルをしっかり摂り、体を温める根菜類や生姜などを積極的に取り入れましょう。カフェインやアルコールの摂りすぎには注意が必要です。腸内環境を整えることも大切なので、発酵食品や食物繊維も意識しましょう。
  • 質の良い睡眠を確保: 毎日同じ時間に寝起きし、規則正しい睡眠を心がけましょう。寝る前のスマホやパソコンは避け、リラックスできる寝室環境を整えることも大切です。
  • 軽い運動を習慣に: ウォーキングやストレッチなど、無理のない範囲で体を動かすことは、血行を促進し、自律神経のバランスを整えるのに役立ちます。激しい運動は交感神経を優位にしすぎる場合があるので、注意が必要です。
  • ぬるめのお風呂にゆっくり浸かる: 38~40度くらいのぬるめのお湯に15~20分程度浸かることで、副交感神経が優位になり、リラックス効果が高まります。
  • 室温の変化に注意し、服装で調整: こまめに室温をチェックし、脱ぎ着しやすい服装で寒暖差に対応しましょう。
  • リラックスする時間を持つ: 趣味を楽しんだり、自然の中で過ごしたり、アロマを焚いたり…自分なりのリラックス方法を見つけて、意識的に取り入れるようにしましょう。

すべてを完璧にこなさなければ!と考えるのではなく、これならできそう!これなら楽しめそう!といったものから始めてくださいね。漢方薬がありますから、少しくらい緩めの養生法でも大丈夫です♪

漢方と生活習慣、両方からのアプローチが大切

日々の生活習慣を見直すことで、自律神経は整うものでもあります。しかし、それだけでは時間もかかりますし、いろんな面から直していかなければいけないのでとても大変です。漢方薬は、あなたの体が本来持っている力を引き出し、自律神経のバランスを整える手助けをしてくれるので、漢方薬を飲みながら生活習慣を見直すとより効果を実感していただけますよ!

 

最後に

季節の変わり目の寒暖差は、私たちの体に様々な影響を与えますが、漢方薬と生活習慣を上手に取り入れることで、健やかな毎日を送ることができます。

もし、今回の記事を読んで少しでも気になることがあれば、いつでもお気軽にご相談くださいね。あなたの健康を心から応援しています!

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