燥邪
燥邪の特徴 乾燥する 乾燥の最大の特徴は乾燥です。 自然界が乾燥する時期や乾燥した地域で発生します。 日本では秋の終わりから冬にかけてよく見られます。 具体的には、口、唇、鼻、皮膚の乾き、口渇、大便乾燥などの症状が現れま…
暑邪
暑邪の特徴 暑邪は熱邪に非常に近い性質を持ちます。 熱性がある 暑邪は真夏の暑い日など特定の時期にしか現れない 具体的には日射病、熱射病などが 高熱、口が渇く、もうろうとする、全身の痙攣など 開泄(発散)する 熱邪と同様…
火邪(熱邪)
火邪と熱邪は同じ性質を持ちますが、程度に違いがあります。 邪気の強さでいうと、火邪>熱邪となります。 また、寒邪、湿邪が長く体内にとどまると 火邪、熱邪に変化することがあります。 火邪・熱邪の病証 熱感がある 発熱、熱っ…
湿邪
湿邪の特徴 沈重性がある 湿邪は重いので、湿邪に侵された部位は重い・重だるいなどの沈重性を伴う症状があらわれます。 具体的には、体が重怠い、手足が重怠い、頭が重い(頭重)、重だるい痛みなどの症状。 下を侵す 湿邪の沈重性…
寒邪
寒邪の特徴 全身及び局所の冷寒症状をあらわす 例えば全身が寒い、手足が冷える、腹部が冷える、寒気などの症状を表し さらには排泄物や分泌物がサラサラで薄く透明色になります。 例えば、サラサラの鼻水、尿が多く薄…
風邪(中医学)
この項でいう「風邪」とは中医学上の六淫のうちの一つ「風邪(ふうじゃ)」の事で 「風」の外因(邪気)によって起こる病変の事ですから 一般的に言う「風邪症候群」とは重なる部分もありますが 違う部分もありますので、その点を考慮…
病因
「病因」とは 文字通り、病気の原因のことです。 中医学では病因を「外因(六淫)」「内因(七情)」そして「不内外因」の3つに分けます。 「外因」とは 外部環境の変化が病因となることを指し、 「風邪」「寒邪」「…